プリント基板のパターンを作成するときの道具
プリント基板を自作するとき、プリントパターンが完成している場合はそれを見ながら銅箔面に油性マジックインキやマスキングテープを利用してパターンを形成させ、次にエッチング処理を施せばマスキングした部分以外の銅箔が溶けるのでプリント基板を作ることができます。プリントパターンがない場合は、最初にアートワーク設計が必要になりますが、この作業は最初にICなどの部品を配置してから回路図を見ながら各部品の配線となるパターンを描くといった労力を使うものです。時間と手間が掛かりますが、完成したときにはその苦労も感じることなく喜びあふれる時間となることでしょう。アートワーク設計をパソコンで行った場合は、透明のフィルムに印刷して感光基板を使い露光する、これにより銅箔面にパターンが転写されるので後は現像してからエッチング処理を行えば油性マジックインキやマスキングテープを使ってパターンを描く手間を省けます。
感光基板を使わない場合や、パターン図を手書きで作成もしくはネットにあるパターン図を活用してプリント基板を作るときは地道にパターンを描くといった作業が必要になりますが、このときマスキング専用テープやマジックインキ以外にも、カッターやピンセット、定規などの道具を用意しておくと便利です。カッターはマスキング専用テープをカットするときに使う、定規はまっすぐにパターンを描くときに使う、ピンセットは細かな場所にテープを貼り付けるときなどあると便利な道具です。
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