プリント基板のソルダーレジストの塗布方法
プリント基板と聞いたとき、多くの人々がイメージするのが緑色のプリント基板になるのではないでしょうか。緑色のコーティングはソルダーレジストと呼ばれるもので、ソルダーは半田でレジストは耐える・抵抗するといった意味があり、ソルダーレジストは半田に抵抗するものといった意味になるわけです。プリント基板に部品を取り付けるときにははんだ付が必須になりますが、手作業で行うときには必要箇所のみ半田が付着します。しかし、工場で基板を製造するときは半田槽と呼ぶ半田が溶けているプールに基板を入れる(裏面が半田プールに対してぎりぎりになる程度)ため、このときソルダーレジストが行われていないと余計な箇所にも大量の半田が付着してしまいます。
パターンが細い箇所に付着すると、隣接しているパターンとショートするなど目視検査や修正などの余計な手間がかかります。また、余計な箇所に半田が付着すると高温化に晒される面積が広がるので、基板そのものの性能はもちろん電子部品の熱破壊といったリスクもあるなど、半田が付着するのは必要な箇所のみにしなければなりません。なお、プリント基板へのソルダーレジストの塗布方法には、カーテンコーター・スクリーン印刷・スプレーコーター、3種類の手法があります。カーテンコーターは、液状のソルダーレジストをカーテン状に上から噴射する手法です。
スクリーン印刷は塗布したい箇所と塗布しない箇所をメッシュ状の版を制作して印刷する手法、そしてスプレーコーターは、液状のソルダーレジストをノズルからミスト状に噴霧する手法になります。プリント基板のことならこちら
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